学校事務職員の職務(役割・仕事)

 学校事務職員の職務(=役割・仕事)について説明する前に、まず、学校の役割について説明します。簡単に言うと、学校の役割は教育の提供です。もう少し言葉を補うと、学校の役割とは「子どもに豊かな教育を提供すること」であると言えます。「子どもの豊かな学びや育ちの保障」という言葉を聞いたことがある人もいると思います。意味は同じですね。

 子どもに豊かな教育を提供するという学校の役割は、学校で働くどの職種の人にとっても共通する役割でもあると思います。校長も、教員も、用務員も、図書室サポーターも、受付員も、そして事務職員も、協力して学校が子どもに豊かな教育を提供することが、共通の役割であると言えます。

  学校の役割、そして学校教職員の共通の役割を踏まえて、学校事務職員の職務を説明すると、「学校が子どもに豊かな教育を提供できるように、学校の運営業務を効果的に取り仕切ること」となります。一言で説明するなら、学校事務職員の職務は「学校運営業務を取り仕切ること」となります。


 学校事務職員の職務が「学校運営業務を取り仕切ること」 であることの法令上の根拠については、『学校教育法における学校事務職員の職務規定』に記しています。


 2017年の学校教育法の一部改正で、学校事務職員の職務規定が変更された際に出された、文部科学事務次官通知が、学校事務職員の職務について触れています。 そのことについては、『文部科学事務次官通知における学校事務職員の職務』に記しています。


 2019年に出された中教審答申「新しい時代の教育に向けた持続可能な学校指導・運営体制の構築のための学校における働き方改革に関する総合的な方策について」が、第4章・第5章で、学校事務職員の職務について触れています。そのことについては、『中教審答申における学校事務職員の職務』に記しています。


 2020年に文科省は「事務職員の標準的な職務の明確化に係る学校管理規則参考例等の送付について(通知)」を出して、その別表で標準職務の表の例を示しています。そのことについては、『学校事務職員の職務の明確化通知』に記しています。


 なお、「財務」や「調査統計」といった、学校事務職員が取り仕切る学校運営の具体的な各業務については、『学校事務職員の取り仕切る学校運営の各業務』に記しています。

学校事務職員がより上手く学校運営業務を回すことで、学校は子どもたちにより充実した教育を提供することができる !

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